包括的なシステム変更

もっとも弱い立場に置かれている子どもたちと家族に良い結果がもたらされ、その変化が定着するような援助ができるモデルとツールを、虐待対応機関やこども家庭支援機関に提供致します。

社会的養護の下に暮らす子どもの数の増加、職員の燃え尽き症候群や離職、家族と専門職の敵対的な関係など、どこの国の児童虐待対応機関も共通の問題に直面しています。

Eliaは、このようなチャレンジに取り組む組織を援助するユニークな立ち位置にいます。全土的(国)、全州的(地方自治体)レベルでサインズ・オブ・セーフティアプローチを標準装備することに携わった経験をもつさまざまな国のトレーナー、コンサルタント、スタッフと共に、真に国際的な展望を提供します。

Eliaは、組織内のリーダーシップの在り方、実践、学術的研究の成果を踏まえた導入戦略かつ包括的なシステム変容を以下の点においてもたらします。

  • 実践、通知・法令、運営、リーダーシップの整合性

  • 児童虐待対応の複雑さと組織のマネジメント

  • 子どもたち、十代の子どもたちと家族に提供される援助の質の向上

Signs of Safety Logo Mono White - Web Small .png

サインズ・オブ・セーフティの拠点


サインズ・オブ・セーフティは、アンドリュ・タネルとスティーブ・エドワーズが西オーストラリアにおいて初めに開発した革新的な児童虐待対応の方法論です。ストレングス・ベイストのアプローチでセーフティを構築する手法です。


サインズ・オブ・セーフティは、実践者が家族との仕事を通して実際にうまくいったと思えたことを取り入れながら進化を続けています。この絶え間ない進化こそ、サインズ・オブ・セーフティが20数年、広がってくることができた理由です。始まりはオーストラリアでも、世界中のあらゆる国で違いをもたらすために。

Eliaは、サインズ・オブ・セーフティの拠点です。サインズ・オブ・セーフティ認定トレーナー(Signs of Safety® Licensed Trainer)と同コンサルタントを認可することができる唯一の組織です。Eliaがサインズ・オブ・セーフティのホームページサインズ・オブ・セーフティ・ノレッジ・バンク(Knowledge Bank、知のデータ・ベース)を運営し、サインズ・オブ・セーフティ・アプローチに関する情報、資源を提供します。グッド・プラクティスにスポットを当て、共有するための国際的なサインズ・オブ・セーフティ・ギャザリング(集まり)を開催します。また、IT企業と連携し、固有のサインズ・オブ・セーフティ情報システム(要認定)を開発し、実践を記録するデータベースにおいても家族との仕事と整合性を備えることで組織全体をより良くサポートできるようにします。

Eliaとメンバーは、「うまくいっていることは何か」を軸にサインズ・オブ・セーフティをこれからも進化させていくことに一生懸命取り組みます。

cyan.png
 
LP L&D 1902 AU Elia Gathering 0L0A3487.jpg

メンバーシップ・ベースの非営利団体

Eliaは、国際的な非営利組織です。世界のさまざまな国のサインズ・オブ・セーフティ認定トレーナー、同コンサルタントおよびスタッフで構成されています。皆一様に掲げたミッションを必ず達成できるようにする強い意志を持っています。


無防備な立場にある子どもたち及びその家族により良い結果をもたらすために現場と伴走する人々に対し、Eliaが常にその責任を果たすことができる構造を私たちは選びました。

Eliaは、2019年初頭、サインズ・オブ・セーフティ・アプローチ共同開発者のアンドリュ・タネルにより、未来を見据えた活動の拠点として創設されました。Eliaの会員は、2021年5月、初代の理事会メンバーの投票を行いました。

2024 Elia 取締役会

Ophelia Mac-Kwashie
理事長
スウェーデン

Adrian Gimpel
理事
オーストラリア

Viv Hogg

Viv Hogg
理事
イギリス

Rod Parent
理事
スウェーデン